目的変数とは何か

2026年9月17日
6分

一言で!

目的変数とは、データ分析をやるときの急所であり、相性抜群タイプ。

他には?

たった一つの真実となるパラメータ。

それ自体は、表の中のただ1列でしかない。ただし、この1列をどう扱うかで、集めるデータもモデルも全部決まる。

年表

年代・年主な出来事主な人物・組織主な国・地域特徴
1805年ルジャンドルが最小二乗法を発表し、当てたい量とのズレを最小にするという考え方が形になるアドリアン=マリ・ルジャンドルフランス彗星の軌道計算のための付録として示された。当てたい量を決め、予測とのズレの合計が最小になるように調整する——いまの学習の輪の原型。[Nouvelles méthodes pour la détermination des orbites des comètes(1805年、archive.org)](https://archive.org/details/bub_gb_FRcOAAAAQAAJ)
1886年ゴルトンが子の身長を当てる対象に据え、回帰という言葉が生まれるフランシス・ゴルトンイギリス先に当てたい量を決めてから関係を測る、という順番がここで形になった。[Regression towards Mediocrity in Hereditary Stature](https://galton.org/essays/1880-1889/galton-1886-jaigi-regression-stature.pdf)
2009年ImageNetが320万枚の画像に人手で正解を付けて公開するJia Dengら(プリンストン大学)アメリカ正解を大量に用意する作業そのものが仕事になった。最終目標は5000万枚と書かれている。[ImageNet: A Large-Scale Hierarchical Image Database](https://www.image-net.org/static_files/papers/imagenet_cvpr09.pdf)
2016年AIの事故要因として「目的の決め方の誤り」が研究課題に整理されるDario Amodeiらアメリカ測りやすい代わりの目的を与えると、AIがその抜け道を正確に突いてしまう(報酬ハッキング)。目的の決め方そのものが事故要因だと名指しされた回。[Concrete Problems in AI Safety(arXiv)](https://arxiv.org/abs/1606.06565)