一言で!
GPUとは、数千体の影分身ができるCPU、ナルト。
他には?
分身1体1体は単純な計算しかできない。ただし数が数千体いる。だから「同じ計算をひたすら繰り返す」場面では無類の力を発揮する。
年表
| 年代・年 | 主な出来事 | 主な人物・組織 | 主な国・地域 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1979〜1982年 | 3Dの計算を専用チップに任せる「ジオメトリエンジン」が作られる | ジム・クラーク、マーク・ハンナら(スタンフォード大学) | アメリカ | 「座標の変換や画面外の切り落としといった、3D描画で毎回出てくる決まった計算を、汎用の計算機ではなく専用チップにやらせる」というアイデアから始まった。1982年のSIGGRAPHで発表され、同じ年にクラークらがシリコングラフィックス(SGI)を創業して製品にした。いまのGPUの直系の祖にあたる。[SIGGRAPHによる論文の記録](https://history.siggraph.org/learning/the-geometry-engine-a-vlsi-geometry-system-for-graphics-by-clark/) |
| 1987年 | TSMCが創業する | モリス・チャン | 台湾 | 他社が設計したチップを預かって製造する「受託工場」という商売を成り立たせた。設計だけの会社でもチップを作れるようになり、後のNVIDIAのような会社が生まれる土台になった。[TSMCの会社概要](https://www.tsmc.com/english/aboutTSMC) |
| 1999年 | 「世界初のGPU」GeForce 256が発売される | NVIDIA | アメリカ | 3Dの計算をCPUから引き取る専用部品として登場した。この時点での用途はゲームの画面描画である。[発売の経緯](https://www.tweaktown.com/news/100271/nvidia-geforce-256-aka-worlds-first-gpu-is-now-25-years-old-released-on-october-11-1999/index.html) |
| 2006〜2007年 | CUDAが公開される | NVIDIA(イアン・バック、ジョン・ニコルズら) | アメリカ | GPUを画面描画以外の一般的な計算にも使えるようにした。GPUが「絵を描く部品」から「計算する部品」へ広がる入口になった。[NVIDIAによるCUDAの解説](https://docs.nvidia.com/cuda/cuda-programming-guide/01-introduction/introduction.html) |
| 2012年 | AlexNetがGPU2枚で画像認識コンテストを圧勝する | アレックス・クリジェフスキー、イリヤ・サツケバー、ジェフリー・ヒントン | カナダ | AIの学習にGPUが決定的に効くことが広く知られた転換点。ここからGPUはゲーム部品ではなくAIの基盤として扱われるようになる。 |
| 現在 | AIを育てる土台になる | NVIDIA、AMD、Intelなど | 世界各国 | AIを動かすだけならNPUでも足りるが、AIを学習させる側ではGPUが中心にあり続けている。 |